BanG Dream! 11th☆LIVE開催直前!
月刊ブシロード BanG Dream! 10th☆LIVEのライブレポートを一部ご紹介!


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【DAY1 : Roselia「Sonnenschein」】



熱狂の10th☆LIVE その幕開けは激しく!


『BanG Dream! 10th☆LIVE』初日を飾るRoselia。その幕開けは志崎樺音によるピアノのイントロから。バンドリ!では初の会場となった有明アリーナが、いっせいにどよめくなか、初披露となる「THE HISTORIC...」の"Are you ready? We are ready.”という高らかな宣言とともにライブはスタートした。ステージ後方から登場した相羽あいな力強い歌唱と分厚いバンドサウンドが耳に飛び込む、王者らしい盤石のプレイだ。

続いてはメンバー紹介とともに各パートの楽器が足されていき、そのまま「BRAVE JEWEL」へと繋がるゾクゾクする展開。工藤晴香と中島由貴、相羽が背中を合わせてプレイしたり、ステージの端まで歩いて演奏するなど、サウンドはシャープでタイトながらもリラックスしたムードも感じられた。熱量の高いステージ、そして観客の熱狂を見て、相羽も「盛り上がってくれて嬉しいわ」と満足気。

櫻川めぐの発案で観客の拍手でのコール&レスポンスを楽しんだあとは、ステージ上で炎が舞う「Opera of the wasteland」から「PASSIONATE ANTHEM」を立て続けにプレイ。志崎の歌唱とピアノソロも冴える「Ringing Bloom」を経て「“UNIONS” Road」へとテンションの高いライブ前半を駆け抜けた。

バンドリ!とファンを繋ぐ絆のバンドサウンド


「Determination Symphony」で会場をブルーに染め上げてスタートしたライブ後半戦。その直後には湊友希那の誕生日にリリースされた新曲「Swear ~Night & Day ~」へと続けていく。ときにヘヴィ、ときに空間的な工藤のギターを筆頭に、幻想的なサウンドが素晴らしいパフォーマンスを見せた。

相羽が「次に会えたとき、私たちはさらに輝けるように突き進むわ」と告げたあとに、眩いステージ上から「Sprechchor」のポジティブなメッセージが鳴らされる。そこからキラキラとしたサウンドの「陽だまりロードナイト」を経て、「R 」「overtuRe」というヘヴィな楽曲が続いていき、そして最後もアンセム「FIRE BIRD」でアグレッシブに本編を締め括っていく。

アンコールで本編と地続きのように「ROZEN HORIZON」を、そして最後に「-HEROIC ADVENT-」をプレイ。ポジティブなロックサウンドに乗せて絆を歌うこの楽曲から、Roseliaの5人はもちろん、この日から各バンドへバトンを繋いでいくというバンドリ!の絆も感じさせてくれる。そして相羽が語っていたように、Roseliaにとっての“Sonnenschein(陽の光)”である観客との強い絆を示す、そんな力強いメッセージに満ちたステージを見せてくれたのだった。


【DAY2 : Morfonica「Reverberation」】



広いステージで実感するバンドとしての成熟

今年に入り、Concept LIVE “Resonance”やRAISE ASUILENとの共演、“Mythology Chapter 2”と、バンド演奏はもちろん、朗読などストーリーが共存するという、バンド特有の世界観を拡張するライブを見せてきたMorfonica。10th☆LIVE、2日目となったこの日もまた、“夢と現実の狭間をたったひとりでさまよう少女の物語”をテーマにコンセプチュアルなステージが展開された。

その幕開けはAyasaによるバイオリンの小刻みなフレーズではじまる「Sonorous」から。数々の経験を得たうえで改めて“高く空へと羽ばたいてゆく”と宣言する進藤あまねのボーカルがいつもより力強い。続く「金色へのプレリュード」では会場が金色に染め上げられるいつもの光景が、有明アリーナとなるとまた壮観だ。単独公演では最大のキャパとなるこの日だったが、広いステージにしっかり対応し、それを活かしながらパフォーマンスする姿は、バンドとしての成長が感じられる。

中盤でもギターの直田姫奈の歌唱も素敵な「One step at atime」や、ベースの西尾夕香と進藤が背中合わせで演奏するなど、バンドの絆を象徴するような「Secret Dawn」も含めて、彼女たちの成熟した側面が見られるステージが展開されていった。

光あふれるステージで迎えた物語の大団円

この日も曲間でのメンバーの朗読によって、ストーリーが進行していく。そしてセット後半では、主人公がたったひとりの“友達”の存在に疑問を感じはじめるという展開に。するとセットリストもダークな雰囲気へ。Ayasaの鬼気迫るプレイが聴かれる「unravel」から、mikaのシャープなドラミングが印象的な「Nevereverland」とアグレッシブな展開をみせる。そこから主人公が立ち直ってひとり歩もうとするなか、光で溢れたステージ上で「Daylight -デイライト- 」が鳴らされる。希望に満ちたエンディングは、fhánaの佐藤純一が提供した新曲「The Circle Of Butterflies」と繋がっていく。コンセプチュアルなステージはメンバーによる朗読と光の演出、バンドの力強い演奏によって大団円を迎えた。

アンコールのMCでは緊張から解放されたのか、5人のトークもリラックスなムード。最後に倉田ましろとして、進藤が「これからも5人で頑張っていきますので、Morfonica、バンドリ!の応援をどうぞよろしくお願いします」と挨拶したあと、桐ヶ谷透子役の直田の突然のアイディアで、最後の曲だけはスマホでの動画撮影可能となった。そんななかでプレイされた「寄る辺のSunny, Sunny」は、バンドと観客、それぞれの歓喜が開花した瞬間だった。


【DAY3 : Poppin'Party「Hoppin'☆Poppin'☆Dreamin'!!」】



歌で女神を励まそう! 元気いっぱいなステージ

Poppin'Partyによる10th☆LIVE DAY3は、ライブ前の戸山香澄による寸劇からスタート。この日は現実でも雷が鳴るあいにくの空模様だったのだが、劇中の天気も雷が鳴るなど悪天候の模様という奇跡的なシンクロを見せつつストーリーが進行していく。どうやら香澄は現実世界よりずっと遠い天空世界に飛ばされてしまったようで、ガチャで召喚したメンバーと一緒に落ち込んでいる4人の女神たちを歌で励まして元の世界に戻るという物語のようだ。そんなストーリーから始まる「ぽっぴん'どりーむ!」は、“POPIPAN!PIPOPAN! POPIPAPIPOPAN!”のシンガロングとともに、弾けるようなサウンドが耳に飛び込んでくる。メンバーの表情もニコニコで、久々のワンマンを心から楽しんでいる様子だ。その後ポピパのメンバーは太陽の女神(湊友希那似)のもとを訪れ、彼女を励ますために「Yes! BanG_Dream!」をはじめとする、元気なポピパ楽曲を披露。「キラキラだとか夢だとか ~SingGirls~」のメンバーのアクティブなステージングや、「最高(さあ行こう)!」での爆発的なギターサウンドに、聴いているこちらもウキウキさせられる。まさにポピパの真骨頂である“楽しい”ステージが全面に展開されていった。

無敵の5人が鳴らす音楽は最高のエンディングへ

続いては風の女神( 倉田ましろ似)にかっこいいポピパを聴かせるブロック。切れ味鋭い「Moonlight Walk」から会場が真っ赤に染まる「ティアドロップス」など変わらず安定感抜群のプレイを聴かせる。その後は雷の女神(チュチュ似)を前にフロア盛り上げヂカラを見せるべく、メンバー全員がステージ前に出て「What's the POPIPA!?」などを披露。息の合ったステージングで観客を楽しませた。

その後、宇宙の女神に呑み込まれた香澄たち。愛機であるランダムスターも失くしてしまうピンチのなか歌われたのは、「前ヘススメ!」。アカペラからスタートしたあとの2コーラス目からはバンドも加わり、そこから「STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜」へとつながる展開は実に感動的。最後には星が舞うなか「星の約束」を披露する最高のエンディングを迎えた。

Ayaseが提供した「イントロダクション」も初披露したアンコールでは、2023年2月にRAISE ASUILENとの対バンを告知し、「ときめきEXPOSE ‘Burn out!!!’」と称してRASの楽曲をサプライズ披露。最後は「キズナミュージック♪」で締め括る、あっという間の2時間あまりだった。遊び心もメンバーの強い絆も感じさせる、さすがポピパという圧巻の10th☆LIVEとなった。


【DAY4 : RAISE A SUILEN「SOUL ROAR」】




今年の大活躍の集大成にノンストップで暴れ回る!

4日間に渡って行なわれた10th☆LIVE、そのトリを飾るのはRAISEA SUILENだ。今年は数々のフェスなどでその腕にさらなる磨きをかけた5人。その幕開けはRaychellによる独唱から。そこにバンドの演奏とシンガロングが加わり、火柱の演出が上がるなか「DRIVE US CRAZY」で力強くスタートした。

倉知玲鳳のトリッキーなプレイも光る「UNSTOPPABLE」のあとは、メンバー紹介を経てタオルが振り回される壮観な「Invincible Fighter」、ヘヴィでエモーショナルな「Takin’ my Heart」と緩急自在ながら爆音を聴かせる。妖艶な歌唱が聴かれる「EXIST」のあとは、ピアノとギター、DJの刺激的なインタープレイを挟んでの「Sacred world」と息つく暇もなく前半戦のセットを駆け抜けていく。

そこから「さあ有明、まだまだ盛り上がっていけんのか?」と挑発してからの「!NVADE SHOW!」でさらに加速。いつもの煽りパートでは「そんなじゃね、ポピパさんとの合同ライブやらないからね!」とさらに焚きつけ、観客全員で振り付けを見せる「灼熱 Bonfire!」でさらに燃え上がる。そこから高速ビートへ移り、会場全体がヘドバンを見せる「OUTSIDER RODEO」と、ノンストップで前半戦を暴れ回った。

夢のような10th☆LIVEは最後まで熱く、激しく

MCを挟んでの後半戦はメロディアスな「Beautiful Birthday」から再開。そこから「Light a fire」「R・I・O・T」とアンセムを立て続けに披露して、一気にクライマックスへと突入。続く新曲「THE WAY OF LIFE」では、サプライズでこの曲のみ観客の動画撮影OKとなり、会場のボルテージもさらに上昇する。そこからの「HELL! or HELL?」ではここまで燃え上がった熱量が会場のなかを渦巻くカオティックな様相を呈し、ラストでのRychellの咆哮でその盛り上がりはピークに達した。

最後のMCではRaychellがさまざまな人たち、そしてバンドリ!に感謝を述べながら「私たちにとってこのステージが生きる場所」と、改めてRAISE A SUILENにおけるライブの重要性を語る。「CORUSCATE -DNA- 」で会場をブチ上げたあとは、2023年2月に同じ有明アリーナにともに立つポピパへのアンサーともいえる「EXPOSE ‘Burn out!!!’」を披露してこの日を、そして10th☆LIVEの4日間を終えた。

トリというポジションのなかでアグレッシブな自分たちの色を見せながら、それが最高潮に達しようとしていることを示すステージ。その続きは11月12日のベルーナドーム、そして2023年へとすでに迫っている。


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■LIVE情報



【タイトル】
BanG Dream! 11th☆LIVE

【開催日時】
2023年2月4日(土) 開場17:00/開演18:00(予定)
DAY1 : Poppin'Party×RAISE A SUILEN「GALAXY to GALAXY」

2023年2月5日(日) 開場17:00/開演18:00(予定)
DAY2 : Roselia×Morfonica「星空の夜想曲」

オープニングアクト:MyGO!!!!!
※オープニングアクト:両日17:40頃~予定

【会場】
有明アリーナ

【一般チケット販売情報】
◆チケット価格
プレミアムシート(特製グッズ付き):22,000円(税込)
一般指定席:9,900円(税込)

◆チケット購入URL
https://r-t.jp/BD11th_live (※先着順・なくなり次第終了)

【公式HP】
https://bang-dream.com/11th-live